レンタルサーバの選び方

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現在であれば、価格などから総合的に判断して、「お名前.comサーバー」または「ConoHa WING」がおすすめです。

この記事でとり上げているサーバーであれば、どのサーバーを選んでも間違いはありません。

通常の使用であればお名前.comサーバー」や「ConoHa WING」以外でも大抵のサーバは問題ないでしょう。違いが出るのは、トラブルが起きた時の復旧時間や、データの回復などです。

この観点からの評価は以下のとおりです。参考としてください。

目次

初心者はどうやってレンタルサーバを選べばいいのか

初心者は、一定レベルを超えているサーバであればどれを選んでも問題ありません。
初心者の使い方で、細かいサーバの違いが気になるようなことはないからです。またその細かい違いを活かすような使い方もできません。

一定レベルとは以下のものです。

  • 止まらない
  • データがなくならない
  • 一定の性能がある

止まらない

止まらないということは、落雷や、地震や停電、回線障害などかあっても稼働し続けるということです。例えば、あなたがアクセスしているこのサイトのサーバの所在地で、落雷があっても、地震があってもサーバーが稼働し続けるということです。

例えば、次のようなことがあっても稼働し続けてほしいですよね。

  • 雷雨などによる停電
  • 事故などで電力線が切れるなどによる停電
  • 装置の故障などによる停電
  • 通信回線の障害
  • 計算機センター内のルータなどの機器の障害

データがなくならない

何かトラブルがあっても、データは保持してほしいです。自分でもバックアップを取りますが、レンタルサーバーとして、バックアップをとっていて欲しい。
利用者が間違えてデータを消してしまうこともあります。使いやすいバックアップアップ機能があると嬉しいです。

データがなくなるようなトラブルとして考えられるのは、次のようなことです。

  • ハードディスクなどの記憶装置の故障
  • 事故や故障などで、データを書き込む前に電源が落ちる場合

一定の性能がある

サーバーの性能は大切ですが、あまり小さい違いを気にしても仕方ありません。

というのは、

サイトをアクセスするときのレスポンスなどはサーバーの性能だけで決まるのではなくて、利用者とサーバの間の回線の状態などでも変わります。また、レンタルサーバの設置場所によっても変わるかもしれません。

また、老朽化したサーバは置き換えをします。その時にはメモリの量や、同時に使う利用者の数など再設計するかもしれません。そうすると性能も変わります。

以上のことから、とてもクリティカルなシステムでない限り、あまり厳密に考える意味はありません。

初心者がレンタルサーバを利用する限り、特に評判が悪いなどのマイナス要因がなければよしとしていいでしょう

レンタルサーバーの信頼性の要素

実は、ちょっと知識があれば、パソコンを買ってきて、自分の部屋でWebのサーバーを立ち上げて、ホームページを作ることはできます。

でも、パソコンも壊れるかもしれません。ルータも壊れるかもしれないし、通信回線も止まるかもしれません。停電になることもあります。

一定レベルを超えているレンタルサーバーは、停電になっても、通販回線に障害があっても、ネットワーク機器が壊れても、サーバが稼働し続けるように工夫されています。
さらに、古くなったサーバーやハードティスクは故障する前に新しいものに取り替えます。
このようなことができるように、レンタルサーバの設備は専用のデータセンタに設置して、24時間365日、オペレータが監視しています。

いろいろな対策について、たとえばどんなやり方になっているか、いくつか例を挙げます。

電源対策

データセンタには、バッテリーと発電機があります。停電になると発電機を動かします。発電機のエンジンが動いて、電源が供給されるまでの間は、バッテリーを使って電源を供給します。この仕掛けで、一瞬たりとも途切れることなく、電源を供給し続けます。

大きなデータセンタでは、発電機とバッテリーにも予備があります。発電機が4台必要なデータセンタでは、5台準備します。一台壊れてもいいようにです。バッテリーも同様です。金融機関のサーバーを置くようなデータセンタではそのような仕掛けも「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準・解説書」で規定されています。

そして、重要なデータセンタでは複数の変電所から複数の経路で電源を引き込む場合もあります。どちらかの変電所で事故があったり、一方の電線が切れてもデータセンタが止まらないためです。

そこまでする必要があるのかと思いますが、こんな事故もはあるので、油断はできません。この時にも非常用の発電機で乗り切ったデータセンタがあります。

通信回線

大きなデータセンタでは、異なる局から、異なるキャリアの回線を引き込みます。無理であれば、同じ局からでも異なるキャリアの回線を引き込んで使います。同じ局から引き込むと通信回線が同じ経路を通り、同時に切断される場合もあるので信頼性が落ちます。

データセンタ内では、ネットワーク設備を二重化し、一方の設備が壊れても回線が切断されないようにします。お金がないと設備は二重化しないで、壊れたときに予備機と取り替える場合もあります。この場合、5分から20分程度は止まることがあります。

稼働率99%というものがあります。これは、1年間では、365日の1%=3.6日止まってもいいことになりますね。
稼働率99.9%でも、一年に0.365日止まっても約束の範囲内です。だいたい、8時間止まっても良いと考えます。
であれば全ての設備を二重化する必要はないと考えても不思議はないです。

レンタルサーバーでは、どんな通信回線を使っているのかはわからないです。

ハードディスクなど

ハードディスクも壊れます。通常は、RAID5などの方法で冗長化しておきます。RAID5ならば、システムが稼働したまま、壊れたディスクだけを取り替えることができます。HDDは消耗品なので、入れ替えが必要となります。

対策をしていなければ必ず事故が起きるので、特に悪い評判がなければ、なんらかの対策をしているでしょう。

サーバそのものの対策

サーバもハードウェアなので、いつかは壊れます。現在のレンタルサーバーは仮想化されているので、ハードウエアが故障した時には、同じサーバーを別のハードウェアで動かすことができます。

災害対策としてこのようなことを計画しているかどうかがポイントですが、公表されていないのでわかりません。たくさんの利用者がいる事業者であれば、ハードウェアの故障の経験もあるのではないかと思います。

また、サーバーはハードアウェアなので老朽化します。利用者が指揮することなく、引っ越すことも可能です。安全に引っ越すだけのノウハウや経験があるかどうかが気になりますが、情報は少ないです。


お名前.comのレンタルサーバーは、リニューアルしていますので、サーバの引っ越しの経験はあると思われます。その時、利用者にどういう影響があったかは、情報がなくてわかりません。

SDとRSの進化
総額1億円以上かけたリニューアルをまさか隠蔽!?|お名前.com レンタルサーバー 1999年にサービスを開始し、もはや老舗といえる「お名前.comレンタルサーバー」。実は数年前に総額1億円以上をかけリニューアルをし大幅な進化を遂げていて・・・!?

安心なレンタルサーバ

レンタルサーバの説明には、「WordPressのインストールが簡単だ」「マルチドメインで使える」などの機能面と、SDD容量、速度などの性能面のことが書かれています。これについては、各社の違いを比較できます。ただ、どのサーバーを選んでも、初心者が使う分には大きな差はないように思えます。

ところが、停電時に稼働するか、通信回線障害の対策はできているのかなどについては記述がないです。
稼働率99%などと書かれているだけです。99%はかなり良いと思うけれども、計算してみると年に3日程度止まっても、約束の範囲内。もし約束を守れないと、ある程度の返金をして終わりです。
大抵は稼働率100%となるけれども、できればきちんと管理しているところを使いたいですね。障害は少なくなるはずです。これらは、どこにサーバを置いているかが大きく関係します。その置き場所がデータセンタです。

データセンタとは

通常、レンタルサーバーはデータセンタに設置してあります。データセンタには、高価な発電機、バッテリー、空調などが必要です。
レンタルサーバーを運用する事業者は、データセンタを運用している事業者から、データセンタの一部を借りてサーバーを設置するのが一般的です。通常は、データセンタには電源も空調も用意されています。そして、オペレータが24時間監視しています。

ある程度の規模のデータセンタであれば、発電機やバッテリーの故障に備えて、予備も設置しています。長時間の停電があっても、発電機の燃料切れが起きないように燃料供給の仕掛けも持っています。

こういうデータセンタを使っているレンタルサーバーを選びたいです。ただし、一般にレンタルサーバーの会社はどこのデータセンタを使っているのかを発表していないし、自社のデータセンタを使っているのか、他社のデータセンタを使っているのかも不明です。さらに、複数のデータセンタを使っている場合もあります。

だから、信頼されるデータセンタを使っていそうなのかを推定してみます。

今回は初心者が候補にしそうなレンタルサーバについてだけ、調べてみました。結論は「どこも大丈夫だろう」です。

ConoHa WING / お名前.comサーバー

運営会社  GMOインターネットグループ 株式会社

GMOグループは、立派なデータセンタを持っています。が、ConoHa WING がどのデータセンタに設置されているかは公開されていません。
しかし、コストを考えれば、グループ会社が運用するデータセンタを使っていてると考えるのが自然です。


また、仮に他社のデータセンタを使っている場合でも、自社のデータセンタと同等のデータセンタを選ぶと考えられます。
なぜならばシステムが長時間停止するような障害が起きたときには、GMOインターネットグルーブのすべてのサービスの品質評価につながるからです。

データセンタに設置する機器の配線の取り回しなどについても基準があるようです。それは、福岡DCの動画で話されていました。

GMOクラウド Private
IaaSなどプライベートクラウドサービスのGMOクラウド Private GMOクラウド Privateは柔軟かつ低価格なクラウドソリューションをご提供しています。IaaS型プライベートクラウドなどに関するご質問・お見積もりなどお気軽にお問い合わせ...
GMO Developers
福岡にデータセンターを作ることになった話 / 開発者向けブログ・イベント | GMO Developers こんにちは。GMOインターネットの中村です。本エントリーでは、GMOインターネットが福岡にデータセンターを作ることになった件について紹介させていただきます

GMOインターネットグループ 株式会社が、お名前.com サーバーと ConoHa Wing の二つのブランドを持っている理由は明確にはわかりませんが、販売戦略上のものだと思います。 この二つから選ぶならばどちらでも大きな違いはないでしよう
ConoHa WingはWordPressを使ったWebサーバーに特化しているようです。
特化することで利用者が選びやすくなるのだと思います。

エックスサーバー

運営会社  エックスサーバー株式会社

エックスサーバーが、自前のデータベースセンタを持っているという情報は見つかりませんでした。
おそらく国内の大手のデータセンタに設備を置いているようです。

レンタルサーバなどの仕事をするにあたり、独自のデータセンタを持つ必要はありません。データセンタを作り、有償でサーバーを預かる仕事をしているところはたくさんあります。
エックスサーバー社は、「導入企業21万社 / 運用サイト数250万件」と言っています。これを管理できるサーバーを置くには、いい加減なデータセンタでは無理です。
この規模であれば、毎日なんらかの設備が故障し入れ替え作業をしているものと思われます。
設備も冗長化していて、利用者が気づかないうちに障害対策ができていることでしょう。

さくらのレンタルサーバ


運営会社  さくらインターネット株式会社

さくらインターネット株式会社は、北海道、東京、大阪にデータセンタを持っています。
2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震において、石狩データセンタは非常用電源で60時間を乗り切っています。地震での停電を実際に乗り切り、実践的なノウハウもあります。

例えば、発電機の燃料もいつかはなくなります。対策として優先的に燃料を供給してもらうための契約をしておく必要があります。石狩データセンタでは実際に供給を受けています。

この経験は、同社の他のデータセンタにも伝わっているものと思います。
稼働を続けるという意味での信頼性は高いものと思います

北海道胆振東部地震に伴う大規模停電の経験を生かした防災対策に関して

mixhost

運営会社 アズポケット株式会社

mixhostのホームペー度をみると、「大手データセンターに設置されています。また、24時間365日監視下で運用されています」と書かれています。データセンタであれば、24時間365日監視は当たり前。ただ、この表現から自社のデータセンタではなさそうですね。

そこで、ホームページを確認すると「GMOインターネット株式会社」と「さくらインターネット株式会社」が、主要取引先として載っています。

この2社のデータセンタに設備を置いているか、2社のホスティングサービスを利用しているのかもしれません。どちらのケースでも、心配ないレベルだと思います。

mixhostではアダルトサイトの運用ができます。禁止しているサイトが多いので、アダルトサイトを運用する時には、mixhostを選択する大きな理由となる場合もあるでしょう。

初心者が選ぶべきレンタルサーバ

結論として、以下のレンタルサーバならば、どこを選んでも間違いではないでしょう。

アクセス頻度が上がり、容量、性能などに支障が出てきたら、移転を考えればいいでしょう。
そのときには、各社の設備も更新されて、性能比較なども今と違う状況になっているかもしれません。
現状であまり考えても意味がないですね。

ConoHa WING/GMOインターネットグループ株式会社
エックスサーバー/エックスサーバー株式会社
mixhost/アズポケット株式会社
さくらのレンタルサーバ/さくらインターネット株式会社
お名前.comサーバー/GMOインターネットグループ株式会社

そこで、どこを選ぶか

私は、キャンペーン中で有利な価格で契約できたので「お名前.com」を選びました。

WordPressを使ったWebサイトの構築に限定するならば、「ConoHa WING」や「エックスサーバー」が使いやすそうな「気がします」。

ただし、使い始めれば大差はないようです。
「知り合いが使っている」「キャンペーンで安かった」「使い方のわかりやすい説明があった」「一番最初に調べた」などの理由で決めても問題はないでしょう。

今日選ぶならどのサーバを選ぶか


スクロールできます
商品会社仕様価格

ConoHa WING
GMOインターネット
グループ株式会社
ベーシックプラン
初期費用 無料
SSD 300GB
転送量 無制限
ドメイン 無制限
データベース 無制限
メモリ8GB
キャンペーン価格(11/20まで)
990円/月(12ヶ月契約の場合)
643円/月(36ヶ月契約の場合)
お名前.comサーバGMOインターネット
グループ株式会社

レンタルサーバ
初期費用 無料
SSD 600GB
転送量 無制限
ドメイン 無制限
データベース 無制限
初回料金
539円/月(12ヶ月契約の場合)
2回目以降
1,078円/月(12ヶ月契約の場合)
エックスサーバーエックスサーバー
株式会社
スタンダード
初期費用 無料
SSD 500GB
転送量 無制限
ドメイン 無制限
メモリ8GB
キャンペーン価格(2024/11/5 – 2024/12/4 )
1,100円/月(12ヶ月契約の場合)
キャッシュバックで
【実質550円】
mixhostアズポケット
株式会社
スタンダード
25,000PV/月の目安アクセス数
無制限に作れるWebサイト
無制限のストレージ容量
初回55%OFF 880 円/月
1,980円 (税込2,178円) /月で自動更新
さくらのレンタルサーバさくらインターネット株式会社スタンダード
初期費用 無料
SSD 300GB
転送量 無制限
マルチドメイン 200個まで
24ヶ月一括:12,936円
月額換算539円
各製品の比較

各社のプランでわかりやすい違いは、SDDの容量です。初心者が始めるときには、300GBあれば充分でしょう。初期設定の操作性などに違いがあるかもしれないですが、WordPressでのコンテンツ作りでは違いはないはずです。

もしすでに、サーバを運用していて、データベースの容量や、レスボンスタイムなどの対策としてのサーバを探しているならば、十分に検討が必要でしょう。
そうでなけば、どのサーバーを選択して取り返しのつかない間違いにはなりません。

サーバの利用などの設定で幾分の経験があるなど、設定に拒否感がなければ、「お名前.comサーバー」「さくらのレンタルサーバ」、そうでなければ、「ConoHa WING」「エックスサーバー」「mixhost」で安価なものを選べばいいでしょう。「お名前.comサーバー」のキャンペーンは、1回目の支払いだけです。1〜2年使う間に、SSDの容量や体感速度などによっては、サーバーを取り替えるつもりであれば、本当に価格だけで決めることができます。

現在であれば、価格を検討し「お名前.comサーバー」または「ConoHa WING」がおすすめです。

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